窒素約79%、酸素約20%、アルゴン約1%、二酸化炭素約0.0035%、これが現在の地球の大気組成である。
地球上の生物にとって、ほどよい量の酸素、それは地球の進化の過程でつくられてきた。
その酸素の歴史を解きあかすカギは、オーストラリア西部のシャーク湾で発見された現世のストロマトライトと、同じくハマースレー盆地の赤茶けた縞状の大鉄鉱床に隠されていた。
ストロマトライトとよばれる風変わりな岩石は、古くから世界各地の約25億年前から6億年前ころの地層中から大量に発見されていたが、その成因については不明な点が多かった。
しかし、現世のストロマトライトの発見により、この岩石はラン藻類がつくりあげる堆積岩であることが明らかとなった。
しかも、このラン藻類は光合成をおこない、酸素を放出しているのである。