すなわち、ストロマトライトが、地球上に酸素が放出されてきた証拠であることがわかった。
一方、縞状鉄鉱床は海水中の鉄分が酸素と結合し、赤サビとなって海底に沈殿して鉄鉱床となったものである。
ハマースレー盆地をはじめ、世界の縞状鉄鉱床の形成された時代は、ほぼ二五億年前から二〇億年前に集中している。
つまり、これらのストロマトライトと縞状鉄鉱床の存在から、地球上に大量の酸素が放出された時代がわかってきたのである。
原始地球の大気は、水蒸気と二酸化炭素からなるものであった。
水蒸気はやがて雨となって、海をつくりあげた。
二酸化炭素は、その大部分は海が形成された後、海水中にとけ込み、石灰岩のなかに固定された。
やがて、生命活動の光合成により、大気中に酸素が蓄積されてきて、現在のような地球独特の大気へと進化してきたのである。