時間が貨幣である以上・・・
「時間を倹約し貯蓄することは、金銭の倹約・貯蓄以上に必要なことである」
・・・として、寸暇を惜しみ仕事に励むよう勤勉の徳を説いた人がいます。
こうして時間が貨幣と同じく個人の所有になった結果として、
「人からその時間を盗み去ることは大盗である」
・・・ということになり、人の時間を犯さないことが社会倫理として要求されました。
バクスターとほぼ同時代、海軍省の高級官僚であったサミュエル・ピープスは、1660年1月から約10年間、毎日の生活を克明に記した日記を残しています。
朝起きてから夜寝るまでの行動が詳細に記録されていますが・・・
毎日のルーチンは up and to the office という書き出しで始まっています。
つまり朝起きるなり、朝食も食べずに事務所へ出勤し、昼は家へ帰って12時12時に午餐、その後はまた仕事、夜寝るのは10~11時。
supper and to the bed で締めくくっています。
これはまだD&G 時計のような腕時計が一般に普及していない頃の話です。